ロイズ2年連続8度目V マスターズバスケ
40歳以上を対象にしたバスケットボールの第14回日本スポーツマスターズ2014北海道予選会(14、15日・上川管内美瑛町、北海道バスケットボール協会など主催)で十勝のROYCE’(ロイズ)クラブが2連覇を果たした。決勝は、EBETSU W・B(札幌)と一進一退の攻防となったが、最終ピリオドに抜け出して79-70で競り勝ち、8度目の頂点に立った。9月に埼玉県深谷市で開かれる全国大会に出場する。
初日は1回戦でセンター山口洋介(43)が足を捻挫し、シューターの井上博樹(48)も不在という中、190センチのポイントゲッター田口秀一(44)がチームをけん引。第2戦では1人で34得点と大暴れし、「身長の高い選手は自分だけだったので、体にむち打って頑張った」と笑う。2日目の準決勝では合流した井上が3ポイントシュートを3本決めるなど、取るべき選手が得点を重ねて快勝した。
決勝は一転して厳しい展開に。昨年の準決勝でも苦しめられたEBETSU W・Bは今年、40代前半の選手をそろえて立ち向かってきた。相手のエース青木純(41)や鈴木清孝(41)にかき回され、第3ピリオド終了時点で56-57。最終ピリオドも、青木に3ポイントシュート3本を決めらはしたが、それまで3ポイントシュートが決まっていなかった井上が2本入れたことでチームは勢いづいた。ファウルゲームとなった終盤は田口と国広謙次(44)がフリースローを確実に決め、逃げ切った。田口は決勝でも31得点と気を吐き、1回戦でけがをした山口もテーピングをして先発し、インサイドで奮闘した。
日本マスターズはこれまで前身の帯広クラブを含めて12度出場し、ベスト8が2度。田口は「今年こそベスト4以上の成績を」と意気込んでいる。
なお、今大会に十勝から出場したタケシマスポーツは1回戦をALL KITAMI40OVER(北見)に65-55で勝ったが、2回戦で稚内クラブに53-62で敗れた。(大野篤志)
▽1回戦
ロイズクラブ 80(19-14 29-2 17-12 15-17)45 DREAM(札幌)
▽2回戦
ロイズクラブ 81(15-8 23-23 28-11 15-17)59 千歳籠友会
▽準決勝
ロイズクラブ 79(23-16 20-11 19-8 17-20)55 稚内クラブ
▽決勝
ロイズクラブ 79(20-19 18-19 18-19 23-13)70 EBETSU W・B(札幌)