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レンガ遺構に関心 十勝監獄炊事場跡一般公開 

かまど跡を示し、遺構について説明する北沢館長(21日午前11時すぎ、折原徹也撮影)

 帯広市の緑ケ丘公園内で4日に発見された「北海道集治監十勝分監(十勝監獄)」の炊事場跡とみられる遺構が21日、一般公開された。午前11時から現地で開かれた説明会には約120人が来場し、往時のロマンへ思いをはせた。

 1895(明治28)年に開庁した十勝分監の炊事場跡とみられる遺構では、東西に並んだ円形のかまど跡や煙道の溝などが確認されている。

 説明会では帯広百年記念館の北沢実館長が、炊事場はレンガの状態から上部が取り壊されて下部のみが残っていたものと考えられることや、地下探査によって遺構の規模を明らかにできる可能性について説明。「いつの時代のものか確定的なことは分からないが、囚人が(帯広の発展に)果たした役割は大きいので、その辺りにも思いをはせてもらえたら」と語った。

 市内の成瀬穎男さん(78)は「囚人の数を考えると、この他にもまどがあったのではないかと想像しています」と話していた。一般公開は22日も午前10時半から午後3時まで行われ、午前11時からと午後1時から説明会が開かれる。
(澤村真理子)

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