長島、及川両選手に特別栄誉賞 池田町
【池田】ソチ冬季五輪スピードスケート500メートルに出場した長島圭一郎さん、及川佑さん(ともに池田町出身)に町の特別栄誉賞を授与する表彰式と報告会(いずれも町主催)が30日、田園ホールで開かれ、2人の健闘をたたえた。
2人はトリノ、バンクーバー、ソチの冬季五輪3大会に連続出場、その偉業が評価された。表彰式では勝井勝丸町長が表彰盾と名前の入った特製ラベルの十勝ワインのダブルマグナム(3リットル入り)1本とレギュラーサイズ60本をそれぞれに贈った。
ソチ五輪で6位入賞の長島さんは「自分の持っているものを100%出し切った。皆さんの応援で全力を出せた」、15位だった及川さんは「多くの方の後押しで滑れたのは幸せ」と感謝した。勝井町長は「五輪3大会出場は偉大。ソチ五輪では日本中が注目する中で健闘した」とたたえた。
会場には2人の母校の池田高校や同校スケート部関係者、町内スケート少年団の小学生ら約300人が来場。同校吹奏楽部の「ダンプレ(ダンス&プレー)」演奏などで受賞を祝った。
式後の記者会見で及川さんは、「4年後、同じところに立てれば」と韓国の平昌(ピョンチャン)冬季五輪を目指す考えを示した。長島さんは、今後について在籍している日本電産サンキョーと協議中で「何も決まっていない」と述べた。(平野明)