帯広柏葉高校1年の一戸さんが将棋で全国へ 男子個人戦
帯広柏葉高校1年の一戸颯太さん(15)=将棋部=が第29回全道高校将棋新人大会(道高文連主催)の男子個人戦で準優勝し、来年1月の第34回全国高文連将棋新人大会への出場を決めた。一戸さんは「予選を突破し、上位を目指したい」と意気込んでいる。
大会は第34回全国高文連将棋新人大会北海道大会を兼ね、7日に帯広市内で開催された。道内から48人が出場し、スイス式トーナメント6回戦で競った。
一戸さんは今大会優勝した白老東高(胆振管内白老町)1年の志摩隆平さんとの対局で敗れたものの、次の5回戦目では逆転勝利。最後まで苦しい状況が続くも、粘り続けて相手のミスを見逃さず勝利をつかんだ。そのままの勢いで6戦目も白星とし、準優勝に輝いた。一戸さんは「優勝を目指していたので悔しい気持ちもあるが、全国に行けるので良かった」と振り返る。
5歳から将棋を始め、小学時代に全国大会への出場経験も持つ。攻めのスタイルが持ち味で、現在はネット対局や日本将棋連盟十勝支部の例会などで腕を磨く。将棋部顧問の河野一郎教諭は「変化球の対応に弱点があったが、今大会で克服して粘り勝つことができるようになった」と分析する。全国大会に向け、一戸さんは「攻めに特化しつつ受けもできるだけ粘って、勝つために頑張りたい」と意欲を燃やしている。(菊地青葉)








