奥原商会 奥原宏社長~2024トップインタビュー
信頼の技術 顧客満足に
第二工場が稼働 林業関連も堅調
昨年は原材料や燃料価格の高騰など、難しい一年でしたが、社員の待遇改善も含めて売り上げを伸ばし、企業として成長することができました。
当社は自動車整備から始まり、技術力を核に多角化してきました。自動車関連は、自動車用品の販売・取り付け・各種整備のほか、自動車販売・サービス店「CARSHOP ADVANCE(カーショップアドバンス)」を運営。産業機械関連としては林業機械のチェンソーの販売から、小型、建設、緑化関連機械の取り扱い。情報通信関連は十勝・釧路地域でドコモショップを展開しています。そして、空調や給排水衛生などの設備工事関連事業があり、各部門の担当者がしっかりと責任を持って事業を進めています。
昨年稼働したハーベスターなどの林業関連の大型機械が整備できる第二工場も、整備に関わる人材が充実したこともあり、堅調に稼働しています。森林保全や育林のために不可欠な作業は、機械化により人手不足を補えるので、今後のレンタル事業の伸びに期待しています。
細やかなケアでファンづくりを
いずれの事業も、販売・施工後のアフターサービスが重要な分野です。その後のメンテナンスの中で、積み重ねてきた技術と細やかなケアが顧客の信頼につながり、支持されてきたと思っています。
人材確保と育成については、「人と物がしっかりしていてこそ顧客をファンにすることができる」という思いが社員にも浸透しており、管内高校での就職説明会でもOBの社員が仕事の魅力を伝えてくれています。
これらを通じてファンになった人が入社することで定着率が安定し、技術やサービスの向上につながっています。
事業をより良くし、時代に合わせて継続していくためにも来年3月には社長を辞し、経営体制を刷新します。新体制を支える人材のためにも、今のマイナス点をしっかりと分析してプラスに変えていくことに注力していきます。