ナガイモ成長楽しみ 川西小で植え付け
帯広川西小学校(辻勝行校長、児童157人)で10日、地元川西地区名産のナガイモの植え付けが行われた。PTAから指導を受けながら、児童は楽しそうに一つずつ種芋を並べた。
地域の食べ物への理解など、全児童が参加する食育の一環で、今年で19年目。この日は午前9時40分から作業が始まり、PTAの保護者らが耕した3アールの学校農園の約3分の1に、輪切り状の種芋約1000個を植え付けた。
児童は教わった通り、芽を上にする置き方を意識しながら、楽しそうに作業に取り組んだ。最後に土をかぶせて作業は完了した。6年生の麻生かれんさん(11)は「植え付けから収穫、料理まで体験できるのは川西小の特色。中学校では行わないので、みんなで協力して育てて、小学校最後の収穫体験を楽しみたい」と心待ちにしていた。ナガイモの世話は、児童やPTAが務める。収穫は10月末ごろの予定。(牧内奏)