春風に花そよぐ 紫竹ガーデン開園
観光庭園として知られる紫竹ガーデン(帯広市美栄町西4線、紫竹昭葉社長)が16日、今季の営業を始めた。心地よい日差しと風の中、チューリップやチオノドグサなどが色鮮やかに花を咲かせ、ガーデンファンらの目を楽しませた。
1万5000坪の同ガーデン内ではシーズン中、約2500種の草花や樹木が楽しめる。「雪解け後も順調に育ち、例年より1週間ほど咲き方が早い」と専務の隈本和葉さん(67)は話す。
初日は午前中から来場者の姿が見られた。シーズン中は毎月、夫婦で散歩がてら訪れるという市内の山村喜久次さん(65)は「今年はスタートから花々がたくさん見られて楽しい」と笑顔を見せた。「ゴールデンウイークにかけ、例年の10倍以上4000球に増やしたヒヤシンスなどが見ごろ」(隈本専務)という。
6月5日までの全入園者にグラジオラスの球根などを贈る他、初企画として絵の具を無料で貸し出す「お散歩スケッチ」(色紙は200円)も。開園時間は午前8時~午後6時。入園料は大人800円。
同ガーデンは同日、熊本地震被災者支援のため、「ログキッチン」で提供するメニューの売り上げ全額を義援金として寄付する企画を始めた。問い合わせは同ガーデン(0155・60・2377)へ。(佐藤いづみ)