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師走スケッチ「門松、丹精込めて」

手際よく門松を作る作業員たち(19日午前9時半ごろ、帯広市内「イノタニ」の川西苗圃で。金野和彦撮影)

 新春の縁起物の門松作りが最盛期を迎えている。帯広市内の園芸販売・イノタニ(猪谷直樹社長)の川西苗圃(びょうほ)では、作業員が丹精込めて制作作業に励んでいる。

 門松は神様を家に迎え入れる依り代(よりしろ)としてお正月の門や玄関に飾られる。板を円形に組んで樽(たる)状にしてむしろを巻き、孟宗竹(もうそうちく)と十勝産のトドマツを立て、造花の梅とササを飾る。

 作業は白い竹の断面を汚さないよう注意を払い、自然のものを使用するため、同じ大きさにそろえるのが腕の見せどころだ。種類は、福(1・3メートル)から、梅(1・5メートル)、竹(2・1メートル)、松(2・5メートル)までそろい、受付用にちょうど良い60センチのものもある。

 23日ごろまでに約300個を完成させ、26、27、30日に納品する。同社造園土木部の増地勝已課長(51)は「今年は大きな災害で各地に被害があった年だったが、来年こそ良い年を迎えられるよう、丁寧に1つずつ思いを込めた」と話している。(藤島諒司)

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