年代物ずらり 音更でオールドトラクター展
【音更】年代物のトラクターの魅力を発信する「オールド・トラクター保存会」(茂古沼一会長、会員43人)の展示会が22日午前10時、町駒場東1の薩田ガーデンで始まった。初日は時折小雨がぱらつくあいにくの天候だったが、大勢の来場者が半世紀前に農業現場で活躍したクラシック・トラクターに見入った。
昨年に続く2回目の開催。今年は昨年の来場者の要望に応じ、開催日を土・日曜の2日間に設定した。十勝管内の農業者が所有する1954~65年に製造・登録された自力走行できる22台を展示、デモ走行やトラクターと来場者の綱引きなどの催しを繰り広げた。
町内から訪れた農業末松徳雄さん(79)は、自身も50年近く前のトラクターを3台所有し、「どれも農家が大事にしてきたトラクターばかり。愛着が感じられるのが一番の魅力」と興味深げに展示車両を見て回った。茂古沼会長は「天気が悪くても多くのファンが集まってくれてよかった」と手応えを感じていた。
展示会は23日も開かれる。開場は午前10時~午後3時。(杉原尚勝)