片山投手のファン 1軍昇格に歓喜
【大阪】昨年のドラフト会議でプロ野球オリックス・バファローズから6位指名された音更町出身の片山楽生(らいく)投手(22)=NTT東日本-白樺学園高、音更共栄中出=が9日、プロ入り後初めて1軍に昇格した。片山投手の大ファンである帯広市出身で東京都在住の村岡範子さん(41)、大阪市在住の谷田芽維子さん(26)はこの日、本拠地・京セラドーム大阪に駆けつけた。
村岡さんは白樺学園高時代からのファン。同校が2019年に明治神宮大会出場を決めた際、「白樺が東京に来るなら見に行こう」と自宅から足を運び、当時エースで4番の片山投手のとりこになった。「癖のないきれいなフォームが好き」と村岡さん。8日に片山投手が1軍に合流するニュースを見て航空券、観戦チケット、ホテルを急いで手配した。
谷田さんはオリックスファン歴10年以上のオリ姫(オリックスを応援する女性ファンの呼称)。シーズンシートで観戦している。2軍球場のある舞洲で1月に行われた新人合同自主トレを見て片山投手のファンに。谷田さんは「(片山投手は)いつもニコニコしていて楽しそうやなぁ」と笑顔を浮かべた。
9日は登板がなかったが、2人はプロ初登板の日を心待ちにしている。村岡さんは「片山君らしいテンポの良いピッチングで押していけば抑えられる」、谷田さんは「片山君らしく気合の入ったピッチングをしてくれたら」とそれぞれエールを送った。(織戸駿哉)