ビッグバンドで十勝の音楽盛り上げを 有志集い「East Wind Big Band」本格始動
ビッグバンド経験豊富な有志が結集した新バンド「East Wind Big Band」(大森優彦代表、メンバー17人)が活動を本格化させた。10月に結成し、8日には帯広市内のとかちプラザで開かれた「第19回とかち文化まつり」で演奏を披露した。(菊地青葉)
十勝の社会人ビッグバンド「ちばよしお&ノーチェアミーゴ」で活躍していたメンバーら有志数人が中心となり、ビッグバンドジャズやラテン音楽を中心とした演奏活動を通して、十勝の音楽文化の発展と振興に尽力したいと立ち上げた。新たなメンバーも加え、十勝・帯広を中心に活動する。11月24日の幕別町百年記念ホール講堂で開いた演奏会が初ステージで、「文化まつり」は2回目の演奏となった。
文化まつりでは、司会・舞台監督を務めた窪田稔氏からのオファーを受けて出演。クリスマスにちなんだ曲「White Christmas」や名曲「コパカバーナ」など4曲を披露し、観客から大きな拍手が送られた。大森代表(62)は「やはりこの編成でのサウンドが魅力。1回目より音がまとまってきた」と振り返る。
バンドには管内の20~60代のビッグバンド経験者らが所属。週1回、帯広市民文化ホールなどで練習を重ねている。バンド名は、東(帯広)から中央(札幌)に向かってビッグバンドの風を吹かせたいとの思いを込めた。来年の3月には、同ホール・ティータイムコンサートでの演奏も予定している。
大森代表は「若いプレーヤーの活躍の場をもっとつくっていきたい。ジャズ・ラテンが基本だが、ジャンルにとらわれず気持ち良くやっていけたら」と意気込んでいる。