「あにおび!」大団円 アニメソングライブ13年の歴史に幕
十勝・帯広のポップカルチャーをけん引してきたライブイベント「あにおび!」の最終公演「#21」が24日、帯広市内の帯広メガストーンで開かれた。アニメソングなどのライブ演奏が行われ、大団円を迎えた。
「あにおび!」は「帯広でアニメソングライブを」と、有志が集まり2011年8月に「#1」を開催。13年間にわたり継続してきた。
最後の公演にはバンド、ダンス・ボーカルユニット、DJの11組が出演。客席にはアニメファンや、思い思いのキャラクターに扮(ふん)したコスプレーヤーらが集い、1組目から最高潮を迎え、曲が終わるたびに大歓声が湧き起こった。
大トリは、出演バンドからメンバーを集めた「あにおび!オールスターズ」がYOASOBIの「アイドル」、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」など、人気のアニメソング4曲を演奏。17日の「#20」の出演者もステージに上がって盛り上げ、最後は客席との大合唱でフィナーレを飾った。
公演を終え、イベントを立ち上げた加藤建太朗さん(38)は「『あにおび!』があったからこそ出会えた人とのつながりがある。出演者、来場者の皆さんには感謝しかない」と話していた。(大谷健人)