「あにおび!」惜別の熱気 ラストライブは24日
十勝・帯広のポップカルチャーをけん引してきたライブイベント「あにおび!」の最終公演1日目となる「♯20」が17日、帯広市内の帯広メガストーンで開かれた。アニメ・ゲームソングなどのライブ演奏が行われ、最終日となる24日の公演(♯21)に向けて熱気にあふれた幕開けとなった。(文・大谷健人、写真・須貝拓也)
「あにおび!」は「帯広でアニメソングライブを」と有志が集まり2011年8月に「♯1」が行われ、コロナ禍も乗り越えながら13年間にわたり継続してきた。当時の十勝ではポップカルチャーファンが集う場がほとんどなく、コスプレーヤーやアニメ・ゲームファン、アイドルファンなどの交流の場としても広がりを見せ、成長を続けてきたが、今回の2公演が最後となる。
ファイナルの1日目となる「♯20」には、バンド、ボーカルユニット、ダンスの計12組が出演。イベントを立ち上げた加藤建太朗さん(38)を含む、13年間にわたり運営を担ってきたメンバーがバンドを組んでトップバッターを飾り、人気アニメソングを披露。その後も「初音ミク」などのボーカロイド曲や、名作ゲーム音楽の演奏などのほか、ダンスや、ボーカルユニットなどのパフォーマンスも行われ、盛り上がりを見せた。
来場者の会社員男性(36)は「『あにおび!』には10年以上前から来ている。最後(24日の♯21)まで盛り上がりたい」と話していた。
ラストライブは24日
24日の「♯21」は午後2時開場、同2時半開演。バンド演奏やダンス、ボーカルユニット、DJなど11組が出演する。入場料は前売り券1100円(別途システム手数料)。購入方法はホームページへ。当日券は1500円。