幕別の空き施設盛況、行列も 本町で「活用」イベント
【幕別】幕別町の本町地区で9日、空き施設を活用した食販売や写真展示などのイベントが3カ所で同時開催された。新たな催しやスポットを楽しもうと、一部では行列もできる人気ぶりで、まちなかがにぎわいを見せた。(吉原慧)
マルシェに行列 幕理
町錦町の理容室を改装した「幕理」では、初めて施設全体を利用したマルシェイベントが開かれた。洋菓子を無店舗販売する「おやつの時間」の牧野茜さん(33)=音更町在住=の企画。牧野さんの呼び掛けで管内外から集まった飲食や雑貨、アクセサリーの12店が出店した。
正午のイベント開始時には、参加各店のSNSを見て町内外から集まったファン130人超が列をなす盛況ぶり。おやつの時間の焼き菓子を目当てに訪れた帯広市の50代女性は、「(焼き菓子の他に)リースなどの小物やパンも魅力的だった」とマルシェを楽しんだ。牧野さんは「想像以上に多くの人が訪れてくれた。まちなかに貢献できたかな」と手応えを語った。
幕理に隣接する旧のむら呉服店も「空き施設フリマ」を開催。空き店舗内の備品や、商品の衣料品を無償や安価で提供した。
カフェでライブ EN
町錦町の空き施設を改修したフォトスタジオ兼ギャラリーカフェ「EN(エン)」は、オープニングイベントを開催した。
フォトグラファーでオーナーの清田千裕さん(32)が、自身の写真を展示したカフェスペースで飲み物を提供したり、2階のスタジオを紹介したりした。町民が入れ替わり立ち替わり訪れ、新しいスポットを興味深く見て回った。
清田さんの知人で、全国各地でライブ活動する阿部源太さん(42)も来場。ミニステージで音楽ライブを行い、オープンを祝った。
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