かちフェス今年は新嵐山が会場 芽室で19日 クラファンで開催資金協力呼び掛け
【芽室】十勝の食や文化を発信するイベント「かちフェス」(実行委主催)が19日、今回初めて、新嵐山スカイパーク(芽室町中美生2線42)を会場に開催される。実行委は、昨年10月に閉鎖になった新嵐山活用の可能性を示し、復活への起爆剤にしようと準備。クラウドファンディング(CF)で開催資金を募っている。
かちフェスは2022年、管内商工業者ら有志でつくる実行委員会で初開催。昨年は、花火大会「華音」とコラボ開催した。これまでの会場は芽室公園。3回目となる今年の会場変更について北原博之実行委員長(46)は「再度、新嵐山を盛り上げたい」と語る。
内容は、食やアクティビティー、キャンプ、音楽、サウナなどを企画。休止中のドッグランも1日限定で復活する。
CFは「キャンプファイヤー」で受け付け。返礼として、サウナのプレミアムチケットや、「新嵐山のうた」の歌詞案を応募できる権利など10種を用意している。さらに「車両入場料」を初導入。来場者には1台500円の協力を求める。
実行委員で経理全般を担当する丸亜沙子さん(40)は「新嵐山の施設が使えないことで会場設営にかかるコストも跳ね上がっている」とし、「十勝のイベントではあまり行われていない仕組み。これも今回の挑戦の一つ」と話す。
北原実行委員長は「楽しく運営し、来場者にも全力で楽しんでもらいたい。そして『嵐山のここがいいよね』というところを見つけて帰ってもらえたら」と来場を呼び掛けている。
午前10時~午後5時。問い合わせはメール(kachifes.memuro@gmail.com)へ。(近藤周)