ラリー北海道今夕開幕 帯広駅北でラリーショー
十勝を舞台に海外のトップ選手も参戦する「ラリー北海道」は6日午後、帯広駅北多目的広場周辺でセレモニアルスタートなどを行い開幕する。競技は7、8日の両日、足寄、陸別、池田、音更の4町で行い、全日本選手権第7戦に出場するチームを中心に79台が競う。
6日午後3時半からは帯広駅北多目的広場で、ファン交流イベントのラリーショーを開催。選手と車がそろい、撮影やサイン会を実施する。セレモニアルスタートは同4時45分からで、平原通を1台ずつ走行する。ラリーの拠点となる北愛国交流広場には飲食コーナーも設けられ、各種イベントが催される。
北愛国交流広場では同日朝から、安全装備などを確認する公式車検を実施。平日朝にもかかわらず愛好家がカメラを構えていた。士幌町の40代男性会社員は「一堂に車を見られるのはこの時くらい」と笑顔。明日からの競技を待ちわびていた。
4町のコース 試走行で確認
5日には試走行があり、選手は4町のコースで路面状況などを確認した。全日本第6戦で優勝した新井大輝選手(シュコダ・ファビアR5、コ・ドライバー松尾俊亮選手)は、ポイントのコースに長さ23・49キロに達する陸別町のヤムワッカを挙げ、「どれだけスピードに乗せられるか。テクニカルなステージで決め手になると思う」と口にした。10年前の車両というハンディを負う。「タフな戦い。全開で行けないのが歯がゆいが、技術でカバーできれば」と決意を示した。
十勝勢も青空の下、路面を確かめた。コ・ドライバーとして出場する帯広の松川萌子選手(トヨタGRヤリスRC、ドライバー関根正人選手)は「晴れていて、道がいい。最後まで走り切りたい」とレースを心待ちにしている様子だった。(高井翔太)