杉谷拳士さん、トークショーで笑い全開「帯広のサヨナラ打で一軍定着」
北海道日本ハムファイターズで活躍した元プロ野球選手杉谷拳士さんのトークショーが16日、帯広市内の北海道ホテルで開かれた。ファイターズ時代のエピソードを披露し、現役の頃から人気を集めた持ち前のトーク力で、参加したファンを沸かせた。
杉谷さんは2009年から22年まで日本ハムで活躍。バラエティー番組でも人気を得て、現役を引退してからは、会社「ZENSHIN CONNECT(前進 コネクト)」を設立。野球教室や講演活動、イベントやバラエティー番組など、全道、全国で活躍している。
この日は約140人のファンを前に、十勝の思い出や、現役時代のエピソードを語った。福岡ソフトバンクホークスでプレーした森福允彦投手からサヨナラ安打を放ったのが帯広の最も良い思い出とし、「一軍に定着するきっかけとなった」と振り返った。十勝の食では、クランベリーのスイートポテトを挙げ「『選手みんなで食べて』ともらったファンの差し入れを1人で食べきった」と話し、会場から笑いが起こった。
また、「言葉は大事」と話し、栗山英樹前監督から掛けられた「拳士は拳士らしく、前に進めるよね」との言葉を引退後に思い出し、「前進」を会社名に使って北海道で野球を盛り上げる活動に取り組んでいると明かした。
質問コーナーでは多くの子どもたちが手を挙げ、野球技術やお笑いのこつなどを元気よく尋ねていた。(吉原慧)
杉谷拳士さん、トークショーで笑い全開