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地元勢の活躍期待、初日から客席熱気 W杯スケート開幕

リンクサイドで声援を送る観客(10日正午ごろ、金野和彦撮影)

 明治北海道十勝オーバルで10日午前に開幕したスピードスケートのワールドカップ(W杯)第1戦帯広大会は、初日から国内外を問わず多くの観客が訪れた。会場では地元住民から十勝関係選手の高木美帆選手(TOKIOインカラミ-日体大、帯南商高出)ら14人の奮闘に期待する声が上がっていた。

 帯広大会は5年ぶり。25カ国・地域から237人のトップスケーターが集結した。最高峰の滑りを一目見ようと駆け付けた観客約100人が、開場30分前から入り口付近に行列をつくった。

 場内では観客が選手らに拍手と熱視線を送った。スピードスケート選手で、一緒に観戦した帯広市内と音更町内の小学校6年生2人は、「地元選手でもあるので、特に高木選手に注目して応援したい。頑張ってほしい」と話していた。

 ボランティアスタッフとして関わる地元住民も多い。帯広南商業高校スケート部(白幡圭史監督)の部員14人は、トラック管理などで大会運営を支えつつ、間近で滑走する選手らに目を輝かせていた。戸水駿大部長(17)は「日本代表はもちろん、ジョーダン・ストルツ(米国)選手など、普段はテレビでしか見られない選手が大勢いる。技術を参考にして、練習にも生かせたらいい」と話していた。

 大会は12日まで行われる。(山田夏航)

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