オリンピアン高谷氏と清水選手がレスリング指導、帯広で強化合宿
レスリングでパリ五輪出場を目指す清水賢亮選手(陸上自衛隊-拓大、帯北高出)と、ロンドン、リオデジャネイロ、東京五輪に出場し、現在は拓大レスリング部監督の高谷惣亮さんが28、29の両日、帯北高で行われた強化合宿を指導した。帯広レスリングクラブや帯北高レスリング部員ら全道各地から約30人の小中高生が参加した。
28日の実戦形式の練習では、清水選手に挑む子どもが殺到し、じゃんけんで順番を決めていた。パリに向け、まずは12月の天皇杯全日本選手権での優勝を狙う清水選手は、「自分のころより帯北のレベルが高くなっていて、みんな強い。そういう頑張りを見て、自分も頑張ろうと思えた。この時期に帰ってこられて良かった」と笑顔だった。
技術指導では高谷さんが組み手を解説し、選手らは2人1組になって実践。子どもたちから細かい動きの助言を求められた高谷さんは、「試合の様子も見たがレベルが高く、練習の方向性は正しいのでこれからも頑張って」と激励した。
帯北高の菊地頼(らい)選手(2年)は「高谷さんに教わったことを試合で使いたい。清水選手に技を試すことができ、動きも勉強になった。帯北の誇りなので頑張ってほしい」と話していた。(新井拓海)