三条高図書局全道初V 初出場の快挙に驚き 高文連活動グランプリ
帯広三条高校図書局(大野裕季局長、局員11人)が道高文連第45回全道高校図書研究大会(9月・札幌市)の「図書館活動グランプリ」(T-1グランプリ)で、初のグランプリを獲得した。初出場で頂点を射止め、大野局長は「あわよくば、ぐらいにしか考えていなかったので驚きました」と喜んでいる。(澤村真理子)
T-1グランプリの決勝には1次審査(ポスター審査)を通過した9校が参戦。5分間の持ち時間で活動内容を紹介し、会場の生徒による投票で審査された。
同局からは、いずれも2年生の大野局長と三戸部森浬(しんり)さん、桜井愛二郎さんが登壇。発表内容を考えた三戸部さんは「三条図書局の魅力は、活動内容よりも人にある」と強調。大野局長について「前髪とイケメンアイドルと猫を愛する一般乙女ですが、仕事となると、てきぱきと指示を出す敏腕局長に変身」と語るなど、持ち時間の大半を局員の紹介に充てた。
寸劇を交える学校が多い中、同局は三戸部さんのしゃべりと、大野さんと桜井さんの合いの手のみで勝負。三戸部さんは「(優勝は)全く狙っていなかった。ギャグや小ネタに会場が笑ってくれたので救われた」と笑顔を見せる。
グランプリの学校は、翌年の全道大会の司会を務める。1年生の中村莉子さんは「先輩たちの思いを引き継ぎ、円滑な司会進行に努め、学校生活にも生かしていきたい」と意気込む。
十勝勢ではこのほか、帯広柏葉高校が準グランプリに輝いた。また、図書館報コンクールでは帯広三条、帯広柏葉、音更が優秀賞に選ばれた。