トカプチ400、トイレや給水地点が課題 市議会経済文教委が実地調査
帯広市議会経済文教委員会(今野祐子委員長)は8日、ナショナルサイクルルートに指定された「トカプチ400」の実地調査を行った。音更町内の観光拠点などを視察し、自転車の利用推進に向けた取り組みや課題を学んだ。
委員全7人が参加。電動自転車やファットバイクなどを貸し出す十勝川温泉観光ガイドセンターでは、同温泉観光協会の職員から利用状況の説明を受けた。10月に実施した台湾のインフルエンサーを招いたツアーでは、信号の少なさや直線の道路、景観が評価された一方、トイレや給水地点が少ないといった声があり、対策が必要とした。
道の駅おとふけでは、自転車の修理用品を扱う自動販売機や組立・解体スペースなどを見学。士幌町内の道の駅ピア21しほろの自転車ラックや、自転車の通行位置と方向を示す矢羽根型路面表示なども見て回った。
今野委員長は「自転車と車のすれ違いに心配があり、まだコースは完全に完成していない。安全の確保やレンタサイクルの充実などの取り組みが必要だと感じた」と話していた。(大海雪乃)
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