11日から北海道ラブ割と水際対策の大幅緩和 鈴木知事「道内観光の復活に大きな期待」
【札幌】11日から始まる国の全国旅行支援を前に、鈴木直道知事は7日の記者会見で、全道の観光需要の回復に向けて強い意欲を示した。水際対策も大幅に緩和されることに期待感を示したもので、来道したインバウンド(訪日外国人旅行者)などに正しいマスク着用を呼び掛けるリーフレットを配布し、経済活動と感染対策の両立を図る姿勢を示した。
鈴木知事は11日以降の取り組みに言及し、「道内では全国旅行支援を『北海道ラブ割』の名称で展開する。水際対策は入国者数の上限が撤廃され、個人旅行も解禁となる。コロナ禍でも北海道の魅力を地道に発信し続けてきたことを生かすチャンスだ」と述べた。
新たに作成したリーフレットは日本語と英語の2種類を用意し、旅のエチケットや宿泊・飲食、移動時などの感染対策をイラストで分かりやすく示した。
コロナ禍で減少した国内旅行やインバウンドがどこまで回復するかは不透明な情勢だが、11日以降の需要動向は今後の道内観光を占う上で試金石になりそうだ。(奥野秀康)
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