おびひろ動物園が動画配信「KIFU ZOO」初登場 視聴料で応援を
視聴料が動物園に寄付されるライブ配信「KIFUZOO」に23日、おびひろ動物園(柚原和敏園長)が初参加する。同園は「ぜひおびひろ動物園の配信を見て、応援してほしい」と視聴を呼び掛けている。
「KIFUZOO」は動物園、水族館の情報誌「どうぶつのくに」が主催するライブ配信で、全国各地の動物園にいる動物たちの様子を飼育員が1時間かけて紹介する。視聴者は視聴料500円で配信を楽しめる。収益は実費を除き配信元の動物園に寄付されるため、動物園の支援にもつながる仕組みとなっている。道内では旭山動物園(旭川市)や千歳水族館(千歳市)が参加している。
おびひろ動物園では動物に配慮した飼育や、環境エンリッチメント(動物の幸福につながる飼育環境の改善)に役立てようと初参加を決めた。今回の配信では担当飼育員の野田紗世さんがエゾフクロウの「まろ」(雌・4歳)と出演。エゾフクロウの生態や形態の特徴を紹介する他、条件が合えば、まろと野田さんが2年前から練習を重ねてきたフリーフライトも披露する予定。配信には「どうぶつのくに」の田井基文編集長も登場する。
企画を進める同園の松尾太郎さんは「初めての挑戦で試行錯誤しているが、皆さんに楽しんでもらえるようなゆったりとした雰囲気の配信を目指したい」と話している。
午後2時から配信サービス「ツイキャス」の「どうぶつのくに」アカウントから配信。同1時半からは同園のアカウントで30分間のテスト無料配信も行う。チケットは事前販売も行っており「ツイキャス」の専用ページから購入できる。(近藤周)