下音更中の藤田さん、べーテン音楽コンクールで金賞 帯柏葉高の仁井田さんは「ベスト30」
第15回べーテン音楽コンクール(べーテン音楽協会主催)のピアノ部門で、音更下音更中2年の藤田祐莉菜さん(14)が課題曲コースの動画審査(中学生の部)で金賞、帯広柏葉高1年の仁井田心晴さん(16)が自由曲コース(高校生の部)で全国の「ベスト30賞」に入賞した。
自由曲、バロック、課題曲の3コースから選択。全国から約8000人が出場した。
帯広市内の杉江奏絵ピアノ教室(杉江奏絵代表)に通う藤田さんは、ブルグミュラー作曲「18の練習曲よりマーチ」を選曲。全体の中で曲の雰囲気に差を出すことや、ミスタッチを減らすために日々2時間ほど練習。コンクールは今回が初挑戦で「理想の演奏に近づけられるかプレッシャーもあった」と話す。
昨年6月の地区予選から3回の動画審査を経て、全国で金賞を受賞した。審査員からは「マーチらしさが出ていた」などと評価された。藤田さんは「回を重ねるごとに自分でも成長が感じられて、練習も楽しかった」と振り返った。
芽室町内の餌取ピアノ教室(餌取由美子さん主宰)に通う仁井田さんは、ショパンのバラード3番を演奏。「周りのレベルが高く、賞に入るとは思っていなかった。全国のレベルについていけると自信になった」と喜ぶ。
仁井田さんは、全国大会で賞を取ったことはあるが、高校生では初の入賞。「これからいろいろな曲、作曲家に出合って、自分なりに表現できる音楽の幅を広げていきたい」と意欲を見せた。(牧内奏、吉良敦)