十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

アイスワイン越年始動 氷点下21度 ブドウ収穫 池田

凍結したアイスワイン用のブドウを収穫する町職員(6日午前6時すぎ、塩原真撮影)

 【池田】十勝ワインの極甘口に分類される「アイスワイン」の原料となるブドウの収穫が6日早朝、町千代田の町営ブドウ畑で行われた。

 アイスワイン用のブドウは秋に収穫せずに残した「山幸」で、今季は市場規模に応じて作付面積を例年の半分の約50アールとした。

 午前5時半、現地の気温計は氷点下21度。夜明け前の厳しい寒さの中、町職員ら約30人がヘッドライトを装着し、自然凍結したブドウを1房ずつ手摘みした。

 40分ほどで収穫作業を終え、凍ったままのブドウはトラックで町ブドウ・ブドウ酒研究所に運んで計318キロを圧搾した。

 凍結により糖度は51度まで高まったが、乾燥が進んだことで果汁量は約100リットルと少なく、製造本数は約500本(1本200ミリリットル)の見込み。同研究所の佐野寛所長は「ブドウの品質はまずまずだが、シカの食害で収量はいつもの年よりもかなり少ない」と話す。

 例年は12月中に収穫を終えるが、今季は気温が下がらずブドウが凍らなかったことから、2季連続で収穫を越年した。

 同研究所によると、この日収穫したブドウで醸造する「アイスワイン」の発売は来年1月の予定。(内形勝也)

関連動画

  • アイスワイン越年始動 氷点下21度 ブドウ収穫 池田

関連写真

  • アイスワイン越年始動 氷点下21度 ブドウ収穫 池田 2

    アイスワイン越年始動 氷点下21度 ブドウ収穫 池田 2

  • アイスワイン越年始動 氷点下21度 ブドウ収穫 池田 3

    アイスワイン越年始動 氷点下21度 ブドウ収穫 池田 3

更新情報

ばん馬の魅力を1年かけ撮影 迫力の映像をOCTVで来月放送

紙面イメージ

紙面イメージ

11.24(日)の紙面

ダウンロード一括(70MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME