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プログレッソ十勝FC、初の全国の舞台へ闘志 全日本U12サッカー

全日本選手権の決勝トーナメント進出を狙うプログレッソ十勝FCの選手たち。前列左から4人目が笹田晄生、同5人目が城ノ下天翔、同6人目が岸煌介の3主将

 8人制サッカーの第44回全日本U-12選手権大会(日本サッカー協会など主催)が26日から29日まで鹿児島県で行われる。北海道代表としてプログレッソ十勝FC U-12が初の大舞台に臨む。3人の主将の一人である笹田晄生(啓北小6年)は「大会に参加できることに感謝しながらプレーする。全国で通用するところや足りない点を知り、貴重な経験にしたい。まずは予選リーグ突破を狙う」と意気込む。(北雅貴)

 プログレッソ十勝は10月の全道大会で、4連覇中の北海道コンサドーレ札幌U-12を延長戦の末に1-0で破り初優勝。十勝勢として、南北海道と北北海道が一緒になった第6回大会以来、単独チームとしては初制覇の快挙だった。2003年の第27回大会は、全国大会でも3位に入った選抜チームの「帯広FC」が優勝し、1979年の第3回大会で池田が北北海道を制した。

 全国には全員6年生の16人で臨む。FW岸煌介(緑丘)、中盤でアンカー役として攻守のかじ取りを担うMF城ノ下天翔(栄)、センターバックのDF笹田の3人の主将が中心選手なのは変わらない。ただ、「16人全員を試合に出したい」(西村昌規監督)と、全道大会以降の2カ月はチーム全体の底上げを図ってきた。行木仁愛(鈴蘭)、平吹向日葵(柳町)、山下紗知(駒場)の女子選手を筆頭に成長を実感。手応えをつかんでいる。

 大会は48チームが参加。12グループに分かれた予選ラウンドの結果を基に、16チームが決勝トーナメントに進む。昨年は北海道コンサドーレ札幌が予選を突破し、8強入りを果たした。グループLに入ったプログレッソは、大分トリニータ、田宮ビクトリーSS(徳島)、フォルトゥナ(山梨)と戦う。西村監督は3チームとも個人技があり、体の強さもあると分析。守備的な戦いになる可能性も高く、プログレッソ十勝U-15の中学生の力を借りながら練習に励んできた。GKの平手颯泰(啓北)は「シュートへの反応が良くなった。全国で活躍したい。わくわくしている」と本番を心待ちにする。

得意な攻撃でアピールを
 新得町で練習した21日は「守るだけでは勝てない」(西村監督)と攻撃面の戦術を入念にチェック。笹田は「体力面や技術面はこれまでの練習でやってきた。あとは戦う気持ちが大事になる。守りはもちろん、得意な攻撃の組み立てもアピールしたい」と力強く話す。

 大会は2010年(第34回)まで11人制で実施、翌年から8人制に変更。熱中症対策のため、15年(第39回)からは、夏休み期間から冬休み期間の開催となっている。

<プログレッソ十勝FC U-12>
◇監督=西村昌規
◇コーチ=松井浩樹、山口職、青木康真
◇マネジャー=外舘元紀

◇選手
▽GK
(1)平手颯泰(啓北)
▽DF
(2)行木仁愛(鈴蘭)
(3)近藤雄太(栄)
(5)笹田晄生(啓北)
(6)岡田稜平(開西)
(13)宮本怜弥(柏)
(18)五十嵐羽陽(啓西)
▽MF
(4)城ノ下天翔(栄)
(8)赤坂芽樹(音更)
(9)笠原瑛心(明和)
(14)正部家成樹(広尾)
(17)平吹向日葵(柳町)
▽FW
(7)山下紗知(駒場)
(10)大嶋祐翔(開西)
(11)相澤龍臣(帯広)
(12)岸煌介(緑丘)
※選手は全て6年生。カッコ数字は背番号。

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