馬車バー 加藤さんの三味線で夜の街華やかに
帯広市中心部を巡る「馬車BAR」で18日、津軽三味線・日本民謡の加藤流三絃会の加藤恵理奈代表(帯広)によるライブが行われ、夜の街を三味線の音色で盛り上げた。
コロナ禍でも音楽を通して心を明るくしてもらおうと、馬車バーを運営する十勝シティデザインが企画した。馬車バーでライブが行われるのは初めて。
加藤さんは馬車バーの1、2階の両方で演奏。十勝馬唄のアレンジバージョンからスタートし、ホテルヌプカ前を出発。十勝小唄や花笠音頭を軽快な音色と伸びやかな歌声で披露し、途中、道ゆく市民らが足を止める姿もあった。
参加者はビールなどを手に演奏を楽しみ、お酒の歌詞が出てくる「ドンパン節」では口ずさんで一緒に楽しんだ。音更町の廣川昌嘉さん(67)は「演奏も馬車も楽しめて良かった」と満足そうに話した。(松田亜弓)