斜面はコンクリートで補強 震災2年の厚真町を空撮
胆振東部地震で大規模な崩落が発生した厚真町吉野地区。斜面がコンクリートで補強され草が植え付けられている(1日、ドローンで撮影)
【胆振管内厚真町】道内で初めての震度7を観測した胆振東部地震の発生から、6日で2年を迎える。1日に同町を訪れると、大規模な土砂崩れが発生した吉野地区は山肌が露出していた斜面がコンクリートで補強され、草木が植えられていた。徐々に復興が進んでいることが見てとれた。
胆振東部地震で厚真町は甚大な被害を受け、関連死を含め37人が犠牲になった。道の胆振東部地震災害復興支援室によると2年間で、復興に関わる公共土木工事は8割強が完成、吉野地区の整備も来年3月には完成する予定となっている。
地震が起きた2018年9月のようす
半面、いまだ300人を超える被災者が仮設住宅などでの暮らしを余儀なくされている。住民の生活再建はこれからも続く見通しだ。(文・写真、塩原真)
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厚真町高丘地区の土砂崩れ現場(2020年9月)
斜面が激しく崩れ山肌が露出した厚真町の山間部。2019年の写真と比べてもほとんど変っていない。(2020年9月)
(2019年9月撮影)
厚真町高丘地区の土砂崩れ現場(2019年9月)