復刻版に給食の味も 呑み食い処 音戯屋 まちマイ一中エリア編
飲食スペースと貸しスタジオが併設する「呑み食い処 音戯屋」(西16北2)は、元自衛官の中村昭治代表(56)の「定年後には飲食業で地域をもてなしたい」という夢が詰まった飲食店だ。
「母も昔、飲食業をしていたので飲食店に憧れがあった」と、自衛隊を定年退職した2カ月後の2016年4月に新築で開業。知り合いに音楽関係者がいたことからスタジオも併設した。
厨房(ちゅうぼう)は、帯広市学校給食センターで勤務経験がある妻の恵美さん(52)が担う。定食やおつまみ、アルコール類などメニューはさまざま。一番人気は「焼きラーメン」(750円)。20年以上前に市内の街中で営業していた「あざみ」の焼きラーメンの復刻版で、当時の店を知る世代には懐かしい味と評判だ。
若い世代に人気なのは、給食の人気メニューでもある「学校給食の肉じゃが」(450円)。恵美さんは「誰かに料理を出すのが好きなのでとても楽しい」と笑顔で話す。
地下の貸しスタジオは、20畳、3畳、4畳と3部屋あり、1人の個人練習からバンド練習まで受け付けている。中村代表は「お客さまに喜ばれるのが何よりうれしい。これからも地域で長く続けたい」と話している。
食事処の営業は、午前11時~午後2時、午後6時~同11時、スタジオの営業は午前10時~午後10時、月・火曜定休。電話(0155・34・2761)(藤島諒司)
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