W杯公式練習開始 日本代表がリンクの感触確認
国際大会の幕開けとなるスピードスケートのワールドカップ(W杯)第1戦帯広大会(16~18日)の公式練習が14日午前9時から、会場となる明治北海道十勝オーバルで始まった。2月の平昌五輪で金メダルの高木美帆選手(24)=日体大助手-日体大、帯南商高出=ら日本代表選手は午前10時ごろに氷上で滑走を始め、約20~30分間リンクの感触を確かめていた。
帯広大会には日本選手は男子14人、女子11人が出場し、このうち十勝関係選手は男子4人、女子6人となっている。この日はオランダや韓国の選手たちに交じりながら、高木美選手や姉の菜那選手(26)=日本電産サンキョー-帯南商高出=らはフォームを確認しながら滑り、辻麻希選手(33)=開西病院=や村上右磨選手(25)=村上電気==ら短距離陣はスタート練習も行った。
W杯の帯広開催は4年ぶり5度目。男女各7種目(500メートルは2回実施)に24カ国、約240人が参戦する。スタンド席は小学生以上1500円(前売り1000円)、立ち見席は500円(前売りも同額)、3日間通し券1000円(同)。立ち見席は中学生以下は無料。前売り券販売は明治北海道十勝オーバル、勝毎サロン(藤丸7階)、ローソンチケットなどで扱っている。当日券は同オーバルのみの販売。問い合わせはW杯競技会帯広大会事務局分室(帯広市教委スポーツ振興室内0155・65・4210)へ。
(北雅貴)
帯広大会に出場予定の日本代表は次の通り。(敬称略)
【男子】村上右磨(村上電気)山田将矢(日大-池田高出)長谷川翼(日本電産サンキョー-日大、白樺学園高出)羽賀亮平(同-同、同高出)新濱立也(高崎健大)小田卓朗(水戸開研)藤野裕人(茨城県競技力本部)一戸誠太郎(ANA)ウイリアムソン師円(日本電産サンキョー)近藤太郎(ANAAS)土屋良輔(メモリード)大林昌仁(福井県スポーツ協会)伊藤貴裕(日大)土屋陸(日本電産サンキョー)
【女子】高木美帆(日体大助手-日体大、帯南商高出)辻麻希(開西病院)稲川くるみ(大東大-帯三条高出)高木菜那(日本電産サンキョー-帯南商高出)小野寺優奈(高崎健大-同高出)酒井寧子(茨城県競技力本部-高崎健大、同高出)小平奈緒(相澤病院)曽我こなみ(日本ハウスH&R)山田梨央(信州大)佐藤綾乃(高崎健大)阿部友香(友商)
<大会日程>
▽16日(午前11時開場・オープニングセレモニーは午後3時)
(1)Bクラス女子500メートル1本目(正午開始予定)
(2)同男子500メートル1本目
(3)女子マススタート予選
(4)男子マススタート予選
(5)女子団体追い抜き(午後3時半開始予定)
(6)男子団体追い抜き
(7)Aクラス女子500メートル1本目
(8)同男子500メートル1本目
▽17日(午前10時半開場)
(1)Bクラス女子500メートル2本目(午前11時半開始予定)
(2)同男子1500メートル
(3)同女子1500メートル
(4)同男子500メートル2本目
(5)Aクラス女子500メートル2本目(午後3時半開始予定)
(6)同男子1500メートル
(7)同女子1500メートル
(8)同男子500メートル2本目
(9)女子マススタート決勝
(10)男子マススタート決勝
▽18日(午前9時開場)
(1)Bクラス女子1000メートル(午前10時開始予定)
(2)同男子1000メートル
(3)同女子3000メートル
(4)同男子5000メートル
(5)Aクラス女子1000メートル(午後2時半開始予定)
(6)同男子1000メートル
(7)同女子3000メートル
(8)同男子5000メートル
(9)女子チームスプリント
(10)男子チームスプリント
◆大会情報
・ワールドカップ 帯広大会(全距離)-日本スケート連盟公式ホームページ