子どもの環境充実に向け ぷれいおん・とかちが認定NPO取得
NPO法人「子どもと文化のひろば ぷれいおん・とかち」(帯広、今村江穂理事長)が「認定NPO法人」を取得した。道内では13団体目で、このうち子育てや子どもの環境に特化した認定NPO法人は初めて。今村理事長は「支援者を増やせるよう周知活動に努めたい」と話す。
認定NPO法人は、所轄庁(都道府県、政令市)から「運営組織及び、事業活動が適正で公益の増進に資する」と認定を受けたNPO法人。公益性や透明性、社会的信頼が高く、寄付促進や優遇税制の対象ともなる。
取得には労務管理やNPO法人会計基準に沿った会計報告、寄付者(サポーター会員)の数が年間で平均100人以上であることなどの基準がある。
ぷれいおん・とかちはこれまで、子どもの創造性を引き出す場づくりだけでなく、子育てと親の関わりや楽しさを伝える活動を展開している。認定NPO法人の取得に向けては、組織の基盤である財源(会費)の負担を軽減し、子育てや子どもの環境をより充実させるため、6年ほど前から取り組みを進めていた。認定は7月26日付。
今村理事長は「認定を受けただけでは意味がない。これを手段として、寄付が税制優遇を受けられる点や、寄付者に応援したいと思ってもらえるようなPRをしていきたい」と話している。(牧内奏)