新厚生病院近くの河川工事進む スロープ、階段設置も
帯広建設管理部が、帯広市内を流れるウツベツ川の改修工事を進めている。現在工事を進めている箇所は11月に移転予定の新しい帯広厚生病院の近くを流れており、河道の拡幅の他、スロープや階段を設置して病院の利用者が川に親しめる環境も整備している。
事業は帯広建設管理部が行っている「帯広川広域河川改修事業」(ウツベツ川地区、延長7・6キロ)の一区間。全体的に河道掘削などを進めている。
現在工事を行っている区間は帯広市西13南9付近から南へ向かう延長274メートル。工事では従来約6メートルだった河道を約15メートルに拡幅。コンクリートブロックを積む護岸工事も行い、治水安全度の向上を図っている。このほか、階段とスロープ(延長51・6メートル)を1カ所ずつ設置。柵をつけて安全性には配慮するが、川の近くまで降りられるように設計する。階段とスロープは現在施工中で、今後アスファルト舗装を行う。
工期は11月12日までで、事業費は約2億円。帯広建設管理部事業室の寺越孝則治水課長は「病院の利用者にとって川に親しめる場所になってもらえたらうれしい」と話している。(中島佑斗)