信金、同友会新人で初の合同研修
帯広信用金庫(高橋常夫理事長)と道中小企業家同友会とかち支部(松本健春支部長)は3日、帯広市内の帯信金第2ビルで、合同による初の新入社員研修会を開いた。入社から3カ月がたった44人が、お金の上手な使い方や、ビジネスマナーなどを混合グループで話し合いながら学習した。
両機関はそれぞれで新人研修を実施しているが、人材交流などを目的に合同での実施を企画。入社3カ月後のフォローアップ研修の位置付けで、帯信金の26人、同友会側の11社18人がそれぞれ参加した。
初めに帯信金のふれあい相談室の村瀬文代推進役がお金の使い方と題し、貯蓄の必要性などを解説。結婚や出産などライフイベント費用をグループごとにクイズ形式で考えさせるなどした。
同審査部の田中美香主任推進役は「ビジネスマナー」としてコミュニケーションの重要性について説明。最後に「現在の自分」や「コミュニケーション」をテーマに、グループごとに悩みや対応策などを討議し、発表した。
ホーム創建(帯広)の山下春華さん(22)は「思ったように仕事ができず悩むこともあったが、周りも同じような思いをしていることが分かりほっとした。どう対応しているかも大変参考になった」と、手応えを感じ取っていた。
帯信金の八木智総務部長は「一緒に学ぶ意味は大きい。今後も継続していきたい」と話していた。(佐藤いづみ)