幻想的空間で体動かす お寺ヨガでプロジェクションマッピング
映像を投影するプロジェクションマッピングを導入した「お寺ヨガ」が23日夜、帯広市内の十勝山永祥寺(西3南3、織田秀道住職)の本堂で行われた。揺らめく光に彩られた神秘的空間で、参加者が静かな気持ちで体を動かした。
お寺ヨガは「お寺を地域の人が喜んで集まる場に」と、織田住職が市内のヨガインストラクター角畠あさみさんと昨春開始。月5回の開催がすぐに予約で埋まる人気となっている。
プロジェクションマッピングは、より参加者に楽しんでもらおうと「現代風のお寺の装飾」(織田住職)として考案。外国製の専用パソコンソフトを購入するなど試行錯誤を重ね、光と音の演出を実現した。
初実施のこの日は午後8時に開始。ゆったりとピアノの音色が流れる本堂に光の波紋や宇宙の映像が映し出され、角畠さんの指導の下、男女14人の参加者が呼吸を整えながらさまざまなポーズを取った。市内の病院職員阿部優香さん(26)は「きらきらときれいで、いつもよりリラックスしてできた」と話した。
角畠さんは「参加者が自分の世界に入ってくれ、私自身も集中できた」、織田住職は「喜んでくださる姿が何よりうれしい。日本一のお寺ヨガを目指したい」と語った。今後も月に1回、プロジェクションマッピングを行う予定。参加申し込みは永祥寺ホームページから。(小林祐己)