進学と仕事 同時案内 道内大学と地元企業が出展
高校生500人が興味津々
道内の大学と地元企業が一堂に会する十勝でも例のない進学イベント「マイナビ進学フェスタ」が14日、帯広市総合体育館で開かれた。進学を希望する管内の高校生約500人が来場し、進学先での学びと将来の仕事の関わりを知った。
帯広市と就職情報大手の「マイナビ」の共催で、国立・短大・専門学校と人事院を含む計52の大学、12の企業のコーナーが出展。(1)食(2)お金(3)まちづくり・カルチャー(4)保育・医療(5)ものづくり・IT-のキーワードに分かれ、進路と職業の相関性をイメージしやすいブースが配置された。
帯広をはじめ7校から生徒が集まり、大学や企業の担当者と対面形式で熱心に説明を受けた。看護の分野に興味のある帯広北高1年の堀田果林さん(15)は、北斗病院の看護師との座談会や同病院内で使われている自立動作支援ロボットを目にし、「知らないことばかりで、仕事が面白そうに感じた」と話していた。
生徒たちは他にも、煎りたての豆を目の前でドリップして入れるコーヒーのサードウェーブや、ドローンの操縦体験などその業界の仕事を疑似体験できるブースに興味を示していた。
マイナビ進学情報事業部の担当者は「進学で地元を離れても、将来のUターンにつなげるためには早い段階での意識付けが大事。そうした意味で、この取り組みが生徒の進路選択の手助けとなれば」と期待していた。(小縣大輝)