十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

芽室駅の模型を製作 構内窓口に登場 帯広出身の安岡さん

本物そっくりの駅舎の模型と中野さん

 【芽室】JR芽室駅構内の窓口カウンターに同駅のミニチュア模型が登場し、利用客の注目を集めている。製作したのは帯広出身で北見市在住の会社員安岡康弥さん(43)。同駅では「忠実に再現してもらっている。駅に立ち寄ったときにぜひ見てほしい」と話している。

 安岡さんは2年前にJR北海道が石北線の金華駅(北見市)などの廃止を発表したのをきっかけに、駅舎の模型づくりを始めた。これまで上厚内駅や上白滝駅、旧白滝駅などを手掛けてきた。

 安岡さんと芽室駅の中野博文営業主任(43)は、鉄道という共通の趣味で知り合った友人同士。安岡さんは帰省に合わせて昨年の冬と今年の春先に2度、芽室駅を訪れ、駅舎の寸法を測ったり写真を撮影して製作の準備を進めた。

 それらを基に厚紙に図面を起こし、仕事から帰宅後や休日を利用して約1カ月かけて完成させた。安岡さんは「根気がいるが、好きだからできる」と話す。

 実物のおよそ150分の1サイズの模型は、駅舎の正面のからくり時計や一部れんが造りの外観だけでなく、構内で働く駅員や自動販売機なども精密に再現している。6月下旬に同駅に模型が贈られ、中野さんは「雰囲気を出すために」と、模型の駅舎に自身が所有していたNゲージの「キハ40」車両と線路を配置して透明ケースに入れた。

 窓口カウンターに設置し、子どもや家族連れが興味深げに眺める姿が見られる。中野さんは「リアルで感動した。駅に立ち寄った際に見てもらい、これをきっかけに鉄道を好きになってくれれば」と笑顔を見せる。安岡さんは「お子さんが喜んでくれているのはうれしい。また作ろうという気持ちになる」と話している。(澤村真理子)

関連写真

  • 本物そっくり ミニチュアの駅舎登場 芽室駅  2

    本物そっくり ミニチュアの駅舎登場 芽室駅  2

  • 本物そっくり ミニチュアの駅舎登場 芽室駅  3

    本物そっくり ミニチュアの駅舎登場 芽室駅  3

更新情報

清水産豚肉30キロを無償提供 町養豚振興会が今年度4回目

紙面イメージ

紙面イメージ

11.25(月)の紙面

ダウンロード一括(85MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME