十勝FC必ず「J」に 運営のリーフラス会見 サッカー
子ども向けスポーツスクール運営で国内最大手のリーフラス(伊藤清隆社長、本社・東京)は11日午前10時から帯広市内で記者会見し、十勝の社会人アマチュアサッカーチーム「十勝FC」(吉田雄造監督、選手22人)と運営契約(事業譲渡契約)を結び、同社の資金や人脈などを活用してJFL昇格、Jリーグ参入を目指すことを明らかにした。元Jリーガーで同社の藤川孝幸常務取締役らが会見し、十勝初のプロサッカーチーム誕生を視野に入れた構想を示した。
会見には運営構想の陣頭指揮を執る藤川氏のほか、十勝地区サッカー協会の金澤耿会長、十勝社会人サッカー連盟の大橋穣理事長、十勝FCの吉田雄造監督が出席した。
同社は、十勝FCの前運営先の十勝フェアスカイ北海道スポーツクラブの解散に伴い、このほど新たな運営主体となった。来年1月をめどに株式会社を設立、十勝に事務所を置き、選手補強など本格的にてこ入れする。今季終了後に元Jリーガーの監督、選手ら7人以上を補強する。行政や地域の支援体制の構築を図り、JFL昇格やJリーグの参入の要件を満たすスタジアムの整備なども進めていく考えを説明した。
藤川氏は「十勝・帯広を基盤とした地域に愛されるスポーツ総合型のクラブとして必ずこのチームをJリーグ参入まで持っていきたい」と決意を語った。チームは14日開幕の道サッカーリーグに参戦し優勝、国体出場などを目指す。吉田監督は「十勝の子どもたちがこのチームでサッカーをやりたいと思えるようなチームを目指す」とした。
同協会の金澤会長は「十勝・帯広からJFLチームの誕生、さらにはJリーグ参入を」と期待した。(内形勝也)
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