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平緒2冠、男子は山田と菊池V 空手道高体連春季大会

得意種目の形で2連覇を果たした帯農の平緒ヒカリ(3年)。組手も制し2冠の活躍だった

 空手道の第32回北海道高校選手権大会十勝支部春季大会(道十勝地区空手道連盟主催、道高体連十勝支部共催)が23日、帯工高体育館で行われた。個人戦女子は平緒ヒカリ(帯農3年)が形、組手とも制し2冠を果たした。形は2連覇。男子は組手が山田道大(とうだい、帯農3年)、形は菊池蔵有(くらう、帯柏葉2年)が優勝した。団体戦は男子形で帯農が帯工を破り、同組手は帯農のみのエントリー。女子は出場校がなかった。
(北雅貴、金野和彦)

◆平緒2冠、形の連覇に「ほっとした」
 「集中できた。ほっとしている」。平緒ヒカリは得意の形で2連覇を果たした後、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 形には5人が出場した。予選は慈恩(ジオン)を力強く披露し、21・8点の1位で通過。3人で戦った決勝は、五十四歩小で25・0点をマーク、2位の林望愛(のあ、帯大谷1年)の24・7点を小差で上回った。立ち方の美しさと速さを重視した。「内容は満足していない。道高体連優勝に向けて、細かな所をこの1カ月で直していきたい」と気を引き締めた。

 昨年は道高体連2回戦で敗れた。準優勝した同学年の土井由佳(札幌北)の試合を見て、「集中力とミスを引きずらない精神力の強さ」に感心。以降は練習でも意識して取り組み、演舞中の気持ちの切り替えを身に付け成長につなげた。今大会は、形の後に行われた組手も制し、昨秋の道高校選抜大会十勝支部予選会に続く2冠となった。

【男子】
◇個人戦
▽形

(1)菊池蔵有(帯柏葉)
(2)山田道大(帯農)
(3)伊藤直(同)
▽組手
(1)山田道大
(2)伊藤直
(3)林恭平(帯農)
(3)稲毛龍聖(同)

◇団体戦
▽形

(1)帯農
(2)帯工
▽組手
(1)帯農・1校のみエントリー

【女子】
◇個人戦
▽形

(1)平緒ヒカリ(帯農)
(2)林望愛(帯大谷)
(3)齊藤幸音(同)
▽組手
(1)平緒ヒカリ
(2)永原美桜(帯農)
(3)水野尋乃(帯柏葉)
(3)齊藤幸音

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