全国大会金賞のハーモニー 帯広三条高合唱部定演
帯広三条高校合唱部(吉川美羽部長、部員30人)の定期演奏会が26日、帯広市民文化ホールで開かれた。他校の合唱部との共演もあり、心を一つにした美しいハーモニーが満員の会場に響きわたった。
1年間の活動成果と地域への感謝を込めて毎年開催している。27回目の今回は昨年、金賞を受賞した全日本合唱コンクール全国大会の10年連続出場を記念して開催した。指揮は顧問の豊田端吾教諭、ピアノは豊田かおりさんが務めた。
第1部と2部は、1、2年生が合唱の名曲や、ポップスを披露。第3部では卒業した3年生も加わり、全国大会で金賞を受賞した「ともに…」などを歌い上げた。
第4部は、帯広柏葉高、帯広第一中の合唱部、女声合唱団「コンソーノ」のメンバーも参加。「命」をテーマに総勢約90人が「千の風になって」などを歌い、観客は目をつぶるなどして聴き入っていた。
初めて訪れたという帯広市内の70代女性は「『世界に一つだけの花』など、合唱曲とは違う曲も聞けて素晴らしかった」と感動していた。(高津祐也)