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英語メニュー作ります 帯広北高校国際交流部

第1弾として完成した英語メニューを手に笑顔の部員ら。左からダニエルさん、穀内部長、堀川さん、顧問の木村教諭

 外国人観光客に十勝の食を安心して楽しんでもらおうと、帯広北高校国際交流部(穀内隆記部長、部員3人)が帯広市内の飲食店のメニューを英訳する「英語メニュー作りますプロジェクト」を始めた。既に第1弾として、「ぶた丼のとん田」(東6南16)とのコラボによるメニュー表を完成させた。穀内部長は「食は観光の大きな魅力。外国の皆さんにホッとしてもらえれば」と話している。

 同部の部員は穀内部長と堀川美優さん(以上3年)、2月から同校に留学中のダニエル・コルソウスキさん(2年)。プロジェクトは英語を生かして十勝に貢献するのが狙いだ。日頃の活動で外国人と触れ合う中、旅の魅力として食や文化が重視されていることを知り、「十勝の食文化を分かりやすく伝えられれば」と準備を進めてきた。

 第1弾の「ぶた丼のとん田」とのコラボは4月中旬に決定。今月初めに部員たちが店を訪れ、味や特徴を学んで構想を練った。その後、店のメニューをもとに3人が協力して英語メニューを作成。ドイツ人のダニエルさんも一緒に試行錯誤を重ねた。最後に顧問の木村隆明教諭が添削し、メニュー表が完成した。

 豚丼は英語で「Pork Boul」と訳し、バラ肉は「Pork Belly」、ロース肉は「Pork Loin」など味の魅力を簡潔に付け加えた。サンショウやコショウなどテーブルに置いてある調味料の説明も記載するなど、工夫を凝らした。

 「知らない表現が多く、新たな発見ばかりで勉強になった。十勝の食の魅力を知る助けになれば」と穀内部長。堀川さんとダニエルさんは「英語にしたとき、日本語の微妙な表現がうまく伝わるよう意識した」と話す。

 第2弾として、同校近隣の「らーめんキッチンなると」(稲田町基線13)のメニュー表作りも決まっている。木村教諭は「英語を活用して地域貢献できる方法を探し、実現できた。さまざまな可能性を広げていきたい」としている。(松田亜弓)

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  • 部員の工夫が光るメニュー

    部員の工夫が光るメニュー

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