「クリーニングデイ」 帯広で初無料イベント
整理収納アドバイザー1級の資格を持つ帯広在住のママ3人が28日、日本でも広がりつつあるフィンランド生まれのリサイクルイベント「クリーニングデイ」を帯広で初めて開催する。不用衣料などを無料で出品し、気に入った物を無料で持ち帰ることができる。メンバーで2人の子を持つ徳本里栄さん(43)は「家に眠っている物が手放しやすくなり、家の整理にもつながる」と話している。
企画したのは徳本さんと松井香織さん(43)、兼子久実さん(49)。会場は北欧雑貨の店「Otte」(柏林台北町1)。出品できるのは、衣類全般、タオルやマフラーなどの布類、靴、かばん、縫いぐるみなどの雑貨・小物、ベビーチェアや室内遊具などベビー・キッズ用品、ミニカーなどのおもちゃなど。
時間は午前10時~午後4時だが、出品は28日正午まで。場内に残った物は、障がい者福祉サービス事業所「ちあふる」(帯広)が引き取り、海外に輸出し、利用者の貴重な賃金になる。
クリーニングデイ・ジャパン事務局(東京)によると、今回は帯広も含め25カ所で開催予定。徳本さんは「クレープ店も出店(商品は有料)するなど、ゆっくり楽しめます。好評なら次回(8月)もやりたい」と話している。引き取れない品もあり、問い合わせは徳本さん(090・3121・7951)。(佐藤いづみ)
<クリーニングデイ>
リサイクルのハードルを下げ、地域交流などを目的に2012年から始まった。年2回(5・8月)開催し、フィンランドでは4500カ所以上で展開されている。日本では単にリサイクルでなく、物に新しい価値や有用性を見いだす「アップサイクル」を基本コンセプトとしている。
リサイクルのハードルを下げ、地域交流などを目的に2012年から始まった。年2回(5・8月)開催し、フィンランドでは4500カ所以上で展開されている。日本では単にリサイクルでなく、物に新しい価値や有用性を見いだす「アップサイクル」を基本コンセプトとしている。