タンチョウ優雅に 十勝川温泉に飛来
国の特別天然記念物タンチョウが、越冬のため十勝管内で羽を休めている。雪原の中で優雅な姿を見せ、観光客らを楽しませている。
道が12月に実施した今年度1回目のタンチョウ越冬分布調査によると、道内の観察数は829羽と前年から212羽増えた。十勝管内は56羽と前年から3羽減ったが、分布は全道に広がっている。
前年は釧路、十勝、根室管内での観察に限られたが、今年はオホーツク、胆振管内にも拡大。調査した231地点中、87地点でタンチョウを確認した。
音更町の十勝川温泉に設置された給餌場には28日午後、親子と見られる4羽のタンチョウが訪れ、寄り添うように餌をついばんでいた。(池谷智仁)