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児童がサケの人工ふ化に挑戦 開西小

サケの人工授精に挑戦する児童

 帯広開西小学校(山川修校長、児童263人)で4日、サケの人工ふ化の体験会が行われた。児童はサケの特徴や採卵、受精を学び、地域への理解を深めた。

 帯広川伏古地区子どもの水辺協議会(関川三男会長)が主催し、命の大切さや地域の特産品について学ぼうと昨年から実施している。サケは十勝釧路管内さけ・ます増殖事業協会から供与された3匹を使った。

 3~6年生19人が参加。児童はさけ・ます教育コーディネーターの石垣章さんから魚の体や受精の仕組みについて教わった後、人工受精に挑戦。雌のサケから卵を取り出した後、精子を振り掛け、帯広川の水を注ぎ約2700個の卵子を受精させた。始めは恐る恐るサケの体に触れていた児童は次第に慣れ、卵の数の多さなどに興味津々の様子で作業を進めた。

 受精卵は同校玄関の水槽に移され、ふ化後は児童が世話しながら成長を観察する。来年3月末に帯広川に稚魚を放流する。

 石川怜君(5年)は「サケの腹は変な感触で面白かった。生命の誕生がすごく楽しみ」と話していた。(松田亜弓)

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  • サケの腹から慎重に卵を取り出す児童

    サケの腹から慎重に卵を取り出す児童

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