管内公共牧場で入牧始まる 音更では800頭
【音更】十勝管内の公共牧場で、牛の入牧が本格化している。8日には、音更町高倉の共愛乳牛育成牧場で受け入れが始まり、トラックで運び込まれた牛が次々と広い草地に放たれた。
管内の入牧は音更が最も早く、7日の大牧公共育成牧場(中音更)を皮切りに町内3牧場で14日ごろまで続き、昨年並みの約800頭を受け入れる予定。鹿追でも9日に始まり、多くの町村で20日ごろにピークを迎える。
この日、同牧場には牛を乗せたトラックが続々と到着。JAおとふけの職員らが年齢や種類ごとにカラー札付きの首輪を牛に掛け、防虫剤を塗布した後、草地に放した。
同JAの伊藤渉畜産係長は「下牧の10月下旬まで健康管理し、一回りも二回りも大きく育てたい」と話していた。(杉原尚勝)