巨大豆アート完成 中札内、ギネス記録に再挑戦
【中札内】十勝「世界一」プロジェクト(真浦綾子代表)が中札内交流の杜アリーナで制作していた「豆で描く巨大モザイクアート」が、8日までに完成した。大きさは約428平方メートル(縦約24メートル×横17メートル)で、ギネス世界記録認定を目指す。
同プロジェクトは記録挑戦を通じて、参加者がつながりを深めながら十勝を世界に発信するために活動。豆アートは昨年8月にも制作したが、ギネス側が、袋に小分けした豆を並べる手法では認定できないとして、挑戦をノーカウントとしていた。
再挑戦となった今回は、豆を直接、図案の上に並べる手法を取った。黒豆、大手亡、小豆の3種類を使い、牛の顔と「牛ダケジャナイトカチ 豆モ、アルヨ」の文字を描いた。プロジェクトのメンバーら約30人が7日午前から作業を進め、夜までに完成。8日は測量など記録申請に必要な作業を行った。使用した豆は3・75トンに及んだ。
穀物商社丸勝社員で豆アートのリーダーを務めた吉村透さん(40)は「地域の人がたくさん関わってくれ、十勝を代表する豆のことを知ってもらえたのでは」と一連の挑戦を振り返る。真浦代表(39)は「参加した人が周りの人と仲良くなるのを見られてよかった。2回も挑戦できてむしろ楽しかった」とし、「これからも無理のない範囲で挑戦を続けたい」としている。
同プロジェクトでは6月に鹿追で、てるてる坊主の数でギネス記録を目指す。
(丹羽恭太)