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帯広市学校給食センターの新調理場公開、最新鋭の設備

新たに設置された炊飯室。炊きあがった米をベルトコンベヤーで運ぶ(19日午前11時、折原徹也撮影)

 帯広市の新しい学校給食調理場「市学校給食センター」(南町南8線42)が完成し、19日午前、報道機関などに初めて公開された。最新鋭の衛生設備、あえ物室などメニュー充実に向けたこれまでにない機能が整う。2015年4月の給食提供開始を目指す。

 同センターは鉄骨造り2階建て、延べ9233平方メートル。昨年6月に着工し、11月27日にすべての設備が整った。事業費は約43億7000万円。

 食中毒などのリスクを分散するため、小学校と中学校の調理ラインを完全に分離し、食材の搬入や下処理、調理など作業ごとに部屋を分けた。ガス炊きの炊飯室や、従来は出せなかったサラダ、あえ物など冷たい献立を作る調理室、アレルギー食専用室を新たに設けた。

 2階の見学通路からは、建物の陰になって見えない部分や、調理員の手元までクローズアップできるモニターもある。

 この日は報道機関の他、帯広市議にも公開され、稼働後は入ることができない調理場の中で市職員が説明した。堀田眞樹子場長は「これからがスタート。子供たちに安全でおいしい給食を届けるために頑張りたい」と話していた。

 21日午前9時半~正午には一般向けにも公開する。上履きを持参。問い合わせは0155・37・5800へ。(酒井花)

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  • 1度に1000食調理できる大釜が並ぶ煮物・炒め物調理場で説明を受ける報道機関と市議(19日午前10時半、折原徹也撮影)

    1度に1000食調理できる大釜が並ぶ煮物・炒め物調理場で説明を受ける報道機関と市議(19日午前10時半、折原徹也撮影)

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