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OB獣医師から馬治療学ぶ 帯畜大学生

森田獣医師(左)から説明を受ける学生たち

 馬の飼養管理や防疫学習を目的に、帯広畜産大学共同獣医学課程の3年生38人が8日、帯広競馬場の厩舎(きゅうしゃ)地区を訪れ、同競馬場診療所の森田美範獣医師から馬の診療について説明を受けた。

 動物衛生学実習の一環で、同競馬場での授業は初めて。今年JRA研究員から同大に赴任した南保泰雄教授らが引率した。

 同大のOBでもある森田さんは10年以上にわたる診療経験のエピソードを写真を使いながら学生に紹介。「馬が重篤状態かどうかは確定的に診断できず、治療と安楽死の判断はシビアで怖い」と難しさの他、「『汚い』とか『人数がいない』で手を出さないのは言い訳。どんな場面でもちゅうちょしてはいけない」と仕事への思いを語った。

 最後に「馬の診療は体力が必要だが、踏ん張って気持ちのある人は前に進んでほしい」と“獣医の卵”たちにエールを送り、学生の尾崎彩さん(20)は「教科書では学べない現場で働く人の話が聞けて大動物への興味が沸いた」と話した。(高津祐也)

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