シカ肉の販売開始 コープベルデ店
コープさっぽろベルデ店(帯広市西17南4、鈴木敏幸店長)は、道が定める「シカの日」(毎月第4火曜日)の28日、エゾシカ生肉(チルド)の販売を始めた。定番商品として扱うのは十勝管内の大手スーパーでは初めて。初日から買い物客の関心を集めた。
北海道とコープさっぽろが進めるエゾシカの有効活用・食用拡大の取り組みの一環。コープでは昨年から6店舗でシカ生肉を販売していたが、組合員からの要望もあって取り扱い店舗を拡大した。
販売するシカ肉は、生け捕りして一定期間育てた後、知床エゾシカファーム(オホーツク管内斜里町)など、エゾシカ食肉事業協同組合(同)に加入する道内のHACCP認定工場で加工した。パックには個体識別番号が記され、同組合ホームページから生産履歴が確認できる。
同店ではバラやモモ、ロース、ヒレなどの生肉が並び、午前10時の開店とともに買い物客が手を伸ばした。ヒレは100グラム698円、ロースは同577円、モモは同298円など。ステーキ肉を購入した士幌町内の若木武勇さん(75)は「シカは脂が少なく食べやすい。食べるのが楽しみ」と話していた。
同店では28、29日にシカ肉30%引きで販売する他、毎月の「シカの日」もセールを行う。鈴木店長は「新しい食文化。ぜひ一度味わってみてほしい」と話している。(長田純一)
◆鹿肉のレシピについて
・鹿肉のレシピ-クックパッド
◆コープのシカ肉販売について
・コープが十勝で鹿肉販売開始へ-十勝毎日新聞電子版(2014/10/17)