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立川談吉さん 年1回の凱旋高座に意欲

「十勝でも落語に触れられる機会を増やしたい」と話す談吉さん

 帯広出身の落語家立川談吉さん(32)が21日午後6時から、北のれんが古柏堂(帯広市東2南12)で開かれる「第1回ふるさと落語会」で、帯広で初めての高座に上がる。談吉さんは「ちゃんとお客さんを呼べて、ちゃんと楽しませられる落語を続けて、帯広での落語会も恒例にしていきたい」と、来年以降のふるさと落語会継続に意欲を示している。

 談吉さんは帯広生まれ。帯広第二中、芽室高を卒業後、札幌の専門学校を経て、2008年に故立川談志さんに入門。「談志最後の弟子」とも言われている。落語会に向けては「お客さんの層が分からないので、何を話そうかいまだに悩んでいる」という。

 立川さんは合わせて、自身が出演した映画「ヨシナカ伝説 義仲穴(ぎちゅうけつ)」をPRするため、22日午後2時10分から、シネマ太陽帯広(西3南11)で、同映画の秋原北胤監督とともに舞台あいさつに立つ。

 映画は、戦で討ち死にしたとされる源義仲が生き延びていたという伝説を題材にした架空の時代劇。談吉さんは準主役の義仲役に起用された。主演は中山エミリさん。初の映画出演を「多くの人と知り合えて、刺激になった」と振り返り、「本業とは違う楽しさもあるので、声が掛かればまたやってみたい」と話す。同館で21日から27日まで上映している。

 ふるさと落語会の当日券は残りわずか。立川談吉後援会(090・5060・2698)へ。(丹羽恭太)

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