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練習本格化 道外遠征5校も 管内高校野球

4日はあいにくの雨となり、校舎内での練習となった白樺学園。大内康至部長の話に耳を傾けるナイン

 甲子園のセンバツ大会が2日に終了したばかりの高校野球。十勝でもようやく長い冬が終わり、グラウンドに球児たちの大きな掛け声が響くようになった。今春は道高校野球連盟十勝支部加盟23校中、5校が春休み中の道外遠征を敢行するなど、昨夏の帯大谷に続く甲子園出場を目指してチーム力強化に励んでいる。春季道大会支部予選は5月10日に開幕する。

 今季は降雪が少なかった分、土の凍結が深くなったことと、3月の連続降雪が影響してグラウンド使用が遅れた学校が目立つ。市内校で例年、使用が遅い方の帯農では、まだ解けた氷が水となって浮き出てくる状態。「今年は1週間は遅い」と佐藤貴幸部長。

 そんな学校が多い中、白樺学園、帯三条などが春休み中に道外遠征し、いち早くグラウンドの感触を得た。

 秋の道大会4強の白樺学園は、新1年生16人が加わり、部員が68人となった。3月22日からAチームが毎年恒例の関東圏、新2年生中心のBチームが20日から神戸市に遠征した。

 Aチームは甲子園常連の強豪校などと13試合を行い、7勝4敗2分けと勝ち越した。昨春のセンバツを制した浦和学院(埼玉)には3-3の引き分け。日大三(西東京)には8-9でサヨナラ負け、帝京(東東京)にも7-8で敗れたが最終回までリードするなど、チームカラーの打撃力を発揮し自信を付けた。

 戸出直樹監督は「本塁打もあったが、それよりも右打ちやセンター前があり、つなぎが良くなった。内容のいい試合が多かった」と、実りが多かった遠征に満足げ。

 北大会2年連続4強の帯三条は、3月27日から恒例の宮崎県へ。4泊5日で4試合を行った。

 大黒柱の森川快刀主将(3年)は大腿(だいたい)部に張りがあったため3イニングのみの登板にとどまったが、20人ほどの選手を投入して実戦経験を積んだ。大量失点の試合もあったが「収穫はあった」と山本浩介監督。グラウンドは遠征中に乾き、本格的な練習もスタートした。

 2校のほか連続甲子園を狙う帯大谷、帯工、江陵が遠征した。(岡部彰広)

 支部予選の日程は次の通り。
◇第53回春季道大会十勝支部予選
▽組み合わせ抽選=5月1日
▽大会日程=同10日~18日

◇第96回全国選手権北北海道大会十勝支部予選
▽組み合わせ抽選=6月19日
▽大会日程=同29日~7月5日

◇第67回秋季道大会十勝支部予選
▽組み合わせ抽選=9月4日
▽大会日程=同13~21日

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